これまでもニュージーランドは不動産投資に適した国であることをお話しし
てきましたが、ニュージーランド人にとって投資とは、不動産投資を意味す
ると言ってもよいほどで、20代や30代の若いうちから不動産投資をして、
将来の自分の老後資金を少しずつ作りあげる、というのが一般的です。
では実際、どのように行っているのでしょうか。
今日はこの『ニュージーランド流自分年金作り』についてお話ししようと思
います。
ワーキングホリデーの方等にとっては特に自分には関係ない話と決めてしま
わずに少し読み進めていっていただければと思います。
もしかしたら将来はニュージーランドに移住することになったり、仕事で関
わることがあったりする中で、いつか投資してみたいと思う日がくるかもし
れません。そんな時きっと役立つと思います。
■「ニュージーランド流自分年金の作り方」のコンセプト
ここに200万円の現金があったとします。さて、幾らの株が購入できますか?
もちろん200万円相当の株が購入できますね。それでは、同じく200万円の現
金で、いくらの不動産が購入できるでしょうか?「200万円の不動産なんて
無いよ!」と思う人もいるでしょうが、ちょっと待ってください。銀行から
8割借り入れすれば、不動産購入資金は1000万円になりますね。
株を購入する時には、通常は全額を自分のおサイフから出さなければならな
いけれど、不動産の場合は銀行からの借り入れによって購入資金を増やすこ
とが出来るのです。これを「レバレッジ(Leverage)」と言います。
株を購入した場合、200万円で購入した株がその後に値上がりして、値上が
り益を自分のものにするためには、「売る」という行為が不可欠ですが、一
旦売ってしまうと、もうその日以降そこから1円も資産は増えていきません。
株やファンドは、将来のキャピタルゲイン(=値上がり益)を期待する投資
といえます。
さて、自己資金が200万円、銀行からの融資が800万円、合計1000万円で購
入した皆さんの不動産が、こちらも2倍の2000万円になりました。この値上
がり益を自分のものにするためにはどうしたらよいでしょうか?
答えは「リファイナンス」です。
不動産の場合には、売らなくても良いのです。リファイナンス(Refinance)
とは、不動産鑑定士に最新の不動産評価額を出してもらい、銀行にそれを提
出して、現在のローンを新たに組み直してもらうことを言います。
今回の場合なら、2000万円の評価額がそれになりますね。
さて今回も銀行から8割融資してもらえるとすると、融資額は1600万円。
この1600万円はローンですので、返済の義務はもちろんありますが、収入で
はありませんので、所得税の対象にはなりません。
もちろん不動産を売却したわけではありませんので、キャピタルゲイン課税
の対象にもなりません。つまり、『みなさんが自由に使える流動資金』なの
です。
これで前回のローン元金(800万円)すべて返済してしまったとしても、ま
だ手元に800万円残ります。最初に皆さんのおサイフから出した200万円も戻
って来ましたね。この自己資金800万円を元手に、新たな投資、例えば、別
に不動産を購入することも可能です。
株やファンドに投資する時には出来ないけれど、不動産投資ならできること。
これが以下の2つです。
1)レバレッジ モ 銀行でローンを組んで不動産を購入する方法
2)リファイナンス モ 最新の評価額をもとにローンを組み直す方法
この2つを上手に活用して、確実に資産を増やして行く。そして自分がリタ
イヤする時期が近づいたら、最後にある程度の物件を売却してローンを軽減
し、それ以降は毎月の家賃収入をベースに、経済的にも安定したリタイヤメ
ントライフを過ごす。(物価上昇にともなって家賃も上昇します。)
これが『ニュージーランド流自分年金の作り方』のコンセプトです。
安定したリタイヤメントライフを過ごすためには、それまでに築いた資産を
取り崩すのではなくて、リタイヤしても毎月入って来る収入で生活するとい
う考え方が大切と言うことがお分かり頂けたと思います。(例えば毎月30万
円が必要なら、仕事をしなくても毎月30万円が入って来るようにすることで
す。)
ニュージーランドでは、不動産の家賃収入によって安定したリタイヤメント
を実現するのがもっとも一般的なのです。
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