| 移民減少で好景気に陰り? |
現在、ニュージーランドは世界で最も安全な国の1つとなっていますので、 特にNYテロ以降、実は海外からニュージーランドに移住を希望する人の数は 急激に増えました。 昔から移民の国ですので、移民の受け入れには積極的ですが、人口が少ない 国ですので、急に多くの移民を受け入れすぎると、経済インフラが追いつい ていきません。 移民を1人受け入れることに対するインパクトは、日本の人口と比較してみ ても、「1/1億2400万」の30倍も大きい「1/400万人」となりますので、 どのような外国人を受け入れるか、慎重になるのも納得がいきますよね。 特にこの国も日本と同じ島国ですので、一度移り住んで来ると、他の国に車 でひょいと移動することができない。失業すると政府は外国籍であっても手 当を提供していかなければならない。 また現在はテロだけでなく、BSEとか鳥インフルエンザとか口蹄疫とか食物 に対する不安もある時代です。この不安な状況下で、どのようにニュージー ランド経済を成長させていくか、の方向性を決めて、昨年10月に移民政策の 改善案を出して12月から施行しています。 その前の年というのはNYテロ以降、海外からニュージーランドに移住を希望 する人が急激に押し寄せ、移住のピークに達した時でしたので、対前年比で 見ると移民の数がダウンしているのは当たり前とも言えます。 企業に例えるとニュージーランドは中小企業です。決して日本やアメリカの ような大企業ではありません。 でも独自性があるので、大企業が苦しむ中でも、どうにか収益を上げている という状況です。業績が上がっているので、社員の給与も増えています。 そのため大企業から転職して入社したいという人が増える。 でも、もともと小さい会社ですので、一人一人の持ち味を生かせるような職 場作りや仕組みを社内でまず整えないと、ただ従業員の数ばかり増えて全体 の生産性が落ちる。そうなるとこれまでの会社の独自性も競争力も薄れてい く…。 そのために「現在、こういう人を希望しています」という会社側のニーズを 明確にして、それに叶った有能な人だけを少しずつ慎重に採用している。 今のニュージーランドの移民政策はこれと同じだと思います。 ただ短絡的に前年と比べて、採用人数が減ったイコール会社の業績は今後低 下する、とはならないと思いますが、いかがでしょう? |
| ※KIAORA MAILニュージーランド掲載 |
| 2004.04.04 |
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