| 定期預金の比較 |
2002年4月1日からペイオフが解禁となりましたね。外為法(外国為替管理 法)が日本でも改正になり、だれでも自由に外貨の売買や円の海外持ち出し ができるようになってから早いもので、もう4年が経ちました。当時はこの 外為法の改正によって当然、金利の低い日本から金利の高い海外へお金が流 れ出すと海外の金融機関のだれもが予想していましたが、実際にはそれほど 「流出騒ぎ」には至りませんでした。外資系金融機関にとっては、まさに予 想外の展開だったようですね。 そして今回のペイオフ。日本の金融機関の安全性がどんどん「???」にな っているので、この言葉が新聞やテレビ、雑誌などあちこちでも見られるよ うになりました。4年前にも為替の自由化で、日本国内でも「高金利のニュ ージーランドドル預金」がちょっとしたブームになったことがありましたが、 今回はどうでしょう。実際に「ニュージーランドの銀行に口座を作りたい」 という声が多くなっているとも聞きます。 今回は、ニュージーランドと日本での定期預金の比較をすこし見てみること にしましょう。 現在、世界的に見ても金利は下がっており、実はニュージーランドでも過去 40年間で最も低い水準になっています。但し、主要金融機関の定期預金の金 利は、それでも1年物で5.5%程度はあります。 冒頭で4年前の為替の自由化のお話をしましたが、(日本も世界の低金利に 影響されてか?)日本の定期預金の金利も更に一層低くなり、4年前の0.3% (注:スーパー定期)から現在は0.02%と、何と1/15にまで下がってしまい ました。皆さん、ご存じでしたか? もし仮にここに200万円あったとして、100万円を日本のスーパー定期(金利: 0.02%)で定期預金し、残りの100万円はニュージーランドでNZドル建て運用 (金利:5.50%)をしたとします。それぞれの100万円がどうなるかを比較し たのが下の表です。(注:比較を簡単にするために、どちらも日本円表示と しました。また実際には税金が引かれますが、ここでは税引き前の金額にし ました。) ☆金利シュミレーション(1) ■国内の定期預金に預けた100万円は? (金利:0.02%) 元金 1,000,000 1年後 1,000,200 2年後 1,000,400 3年後 1,000,600 4年後 1,000,800 5年後 1,001,000 6年後 1,001,200 7年後 1,001,400 8年後 1,001,601 9年後 1,001,801 10年後 1,002,001 11年後 1,002,202 12年後 1,002,402 13年後 1,002,603 14年後 1,002,803 15年後 1,003,004 20年後 1,004,007 30年後 1,006,017 40年後 1,008,031 50年後 1,010,049 100年後 1,020,199 『100年間運用しても2万円ちょっとしか殖えていない!』 ☆金利シュミレーション(2) ■NZでNZドル建て定期で運用した100万円は? (金利:5.5%) 元金 1,000,000(相当額) 1年後 1,055,000 2年後 1,113,025 3年後 1,174,241 4年後 1,238,824 5年後 1,306,960 6年後 1,378,842 7年後 1,454,679 8年後 1,534,686 9年後 1,619,094 10年後 1,708,144 11年後 1,802,092 12年後 1,901,207 13年後 2,005,773 14年後 2,116,091 15年後 2,232,476 20年後 2,917,757 30年後 4,983,951 40年後 8,513,308 50年後 14,541,961 100年後 211,468,631 『100年間運用すると100万円は2億円以上に殖える!』 ■その差は? 10年で約700,000円、20年で約1,910,000円、50年では13,530,000円、 そして100年間運用した場合、その差は何と、2億1000万円以上にもなって しまいます。 金利5.5%で運用した場合、元金が2倍になるのは13年後にな りますね(税引き前)。 皆さん、今回のペイオフを良い機会として、今回お話ししたことを冷静に考 えてみて下さい。現在の日本国内の定期預金の金利(0.02%)では、たとえ 100年間運用しても利息は2万円ちょっとにしかなりません。 生まれたばかりの赤ちゃんが100万円を100歳になるまでずっと運用しても2 万円しか殖えない現実、元金を2倍にするのには、約3500年!!かかる計算 になるのが現状なのです。それが現在の日本の金利水準です。 今回のペイオフは、多くのかたに発想を転換する良い機会になるのではない でしょうか。 |
| ※KIAORA MAILニュージーランド掲載 |
| 2002.04.05 |
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