オークランドの「今」を数値でみると



 
 ■人口について
 昨年度(2001年度)のNZ国勢調査によりますと、オークランドの7つの地
 域はいずれもニュージーランド全体の人口増加率を上回る結果となってい
 ます。また、オークランドの人口は2020年までに160万人になると予想され
 ています。1年に2.5%ずつ上昇する計算です。

 ■雇用状況
 現在、ニュージーランドは過去13年間で最も失業率が低い状態で、オークラ
 ンドでは逆に、人手不足が深刻になっています。
 この結果、人件費は対前年で3.4%上昇し、経営者にとっては懸念材料となっ
 ていますが、反対にサラリーマンやOLにとっては、給与など収入がアップす
 ることにより、個人消費が伸びが顕著に見られます。

 ■不動産市況
 住宅ローンの金利はこの40年間で最も低い状況になっているため、不動産
 売買も盛んになっており、2001年1月〜12月の不動産売買契約の件数は前年
 比25%アップしています。
 現在、ニュージーランド全体の年間新築住宅の着工数は約20,000戸。今後18
 年間、オークランドだけでも毎年その7割(14,000 - 15,000戸)が建設さ
 れるだろうといわれています。

 ニュージーランドの不動産には7年から8年のサイクルがあると言われてい
 ます。前回の上昇は1995年から見られました。歴史は繰り返すとすると…、
 1995 + 7 = 2002。つまり今年2002年からまた不動産の価格が上昇する計算
 となりますが、実はもうすでにその変化が見られています。

 オークランドの不動産に対するキャピタルグロスは、この40年間平均で10
 %〜11%。現在この国はインフレを抑制する政策があるため、専門家たちは
 この10年ほどは低く見積もって年7.5%の伸びを予測しています。ちなみ
 に年7.5%の伸びは10年で価値が2倍以上になる計算です。

 サイクルで言いますと、この2年間は「底」でしたが、昨年12月よりオー
 クランドの不動産は実は、すでに少しずつ上昇トレンドに転じており、ノー
 スショアでは12月から2月の3ヶ月間で20%ほどアップしているエリアも見ら
 れます。海が見える場所は特に人気のようです。

 ニュージーランドの地方からオークランドに移ってくる人や海外からの移民
 の数は毎年増えていますが、特に今年はそれに加えて、9月に起こったNYテ
 ロ以来、海外に住んでいたニュージーランド人がUターンしてくることもあり、
 現在、オークランドの賃貸需要はかなりの伸びを示しており、人気のあるエ
 リアになると空室率は、なんと2〜4%となっています。

 ■投資物件
 レンタル需要がさらに高まることで、空室率は更に下がる傾向にあり、同時
 に家賃(注:NZでは家賃が週単位)は上昇傾向にありますので、投資物件を
 購入するなら、「低金利」「まだ円高」の今こそがチャンスといえるでしょ
 う。
 NZ政府は2001年後半より、通常の観光客だけでなく、長期的に滞在する留学
 生をターゲットとして新たな政策を持って世界中にプロモーションを始めま
 した。今後、ニュージーランドでの学生向け(特に外国人留学生向けのクオ
 リティーの高いアパートメント)物件は投資物件として有望な市場だといえ
 ます。

 オークランドのノースショアについては、特に海外からの投資家の購入が目
 立ち、水際(コーストライン)の売り物件はきわめて数が少なくなっていま
 す。ノースショアの優良物件で市場に出ている売り物件は通常の10分の1。
 このコーストラインの物件が市場に出てこなくなると、ノースショアの水際
 の不動産の価値は急にグっと上昇し、それから海に近い物件から少しずつ値
 段が上昇し、最後にノースショア全体がアップする、というのはこれまでの
 パターンのようです。

 尚、オークランド全体では今年2002年前半になだらかな上昇があり、後半に
 は、アメリカズカップなどの特別要因も手伝って、急激に上昇することが予
 想されています。 今後のポイントは、金利と移民政策。
 海外からニュージーランドに移住してくる人の7割はオークランドに定住す
 るのが現状で、特に昨年10月に改正された移民政策により、移民希望者がこ
 の6ヶ月でかなり増えているようです。


  ※KIAORA MAILニュージーランド掲載
  2002.02.26


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