ホームステイの楽しみ方



 
これからニュージーランドへ語学留学やワーキングホリデーをするぞ!と計画
されている方から「英語も心配だけど、ホームステイでうまくやっていけるか
不安に思っているのですが…、」という相談を受けることがあります。
そこで今回は、ホームステイの楽しみ方について。

このホームステイ、取り組み方や心掛けひとつで最高に有意義で貴重な経験に
なるもの。
しかし、短期間の滞在であっても現実にはホストファミリーとのトラブルは絶
えません。これは日本で得るホームステイの情報が浅いのと、旅行社主催の短
期留学ツアーの中にはホストファミリーに様々な依頼(例えば、週末はどこそ
こへ連れていってください…とか。)をしていたりするために本当の形が見え
にくいということも原因しているように思います。実際には週末は必ずどこか
へ連れていってくれるということはなく(子供のいる家庭なら一緒に出かける
機会は多くなりますが)、そのことで「私のホストは優しくない、〜してくれ
ない」と不満が出るケースも多いと聞きます。

家族の一員のように接してもらえるかどうかは貴方次第かも。そのためには、
まずあなたがお客様になった感覚でいないことが大切。お金を払っているのだ
から「〜してもらうのが当たり前」という気持ちが、時にいろいろな誤解やホ
ストファミリーとの関係を悪くすることが往々にしてあります。

では、ホームステイ先で快適な滞在生活を送るためには何が必要でしょうか。
我慢?他人同士が生活するのですから、時にはそれも必要でしょう(これはお
互いかと思います)。しかしまずは、家庭それぞれにあるルールを覚えて、そ
こに溶け込む努力をすることだと思います。ホームステイを受け入れてくれる
家庭も様々で、当然その家のルールも一様ではありません。
それから、英語ができるできないに関係なく、何ごとも積極的に参加意識を持
ってみましょう。ホストマザーの趣味が料理ならニュージーランドの家庭料理
を学ぶチャンス、あるいは日本の料理を教えてあげることもいいですね。


●ステイ先で特に気をつける事 
〈ホストファミリーとのトラブル原因・ベスト3〉

○シャワー
ニュージーランドの多くの家庭ではホットウオーター・タンクを備えていて、
その中の水を電気で沸かしています(多くは夜間電力を利用して)。そして
タンクに溜まっているお湯を使い切ると最後には水しか出てこなくなります。
一般家庭に設置されているタンクの容量は30リットルくらいまでなので、もし
あなたが日本のお風呂を懐かしんで、お湯をたっぷりバスタブにはってしまっ
たら…、問題が起きるわけです。
シャワーは10分以内で。慣れてしまえば何てことはありませんよ。滞在中はキ
ーウイ・スタイルでいきましょう。毎日のシャワーを浴びる時間を伝えておく
ことを忘れずに。

○食事
ホームステイでの料理は…、これはホストマザーによってかなり違います。
でも一般にニュージーランドの家庭料理は我々日本人から見ると質素といえる
でしょう。日本で贅沢しているあなたは覚悟?しておきましょう。
イモと野菜が嫌いな人はちょっと辛いかもしれません。
食べた後の後片ずけや食器洗い等はすすんでお手伝いしましょう。

○電話〈インターネット&メール〉
市内通話は無料ですが、かける前にはその旨を伝えることはもちろん、長電話
にならないように。
インターネット利用のためのプロバイダへの接続はアクセスポイントが市内で
あるか十分な確認が必要です。局番09であってもオークランド市内とは限らな
いので注意してください(ローミングサービスを利用される場合は特に気を
つけて)。また頻繁にネット接続をしたい場合は携帯電話での接続をお薦めし
ます。

そして、これらのことをふまえた上で何より大事なことはホストファミリーと
の人間関係です。
誤解を極力なくしてつき合うために、ステイ先だけでなく一般にいえることで
すが、はっきりとした意志表示をするように心掛けましょう。YES,NOははっき
りと、理解できない時は理解できないことを伝えることは大切です。ほとんど
の人は語学留学に来て学校に行きながらホームステイというケースが多いので
すから、英語力が乏しいのは当たり前なんです。強気でいきましょう!?

留学も年々低年齢化してきており、今では小学生留学は珍しいことではありま
せんし、親子で留学体験を希望される数も増えてきています。
(ほとんどの公立小学校側も海外からの留学生を受け入れてくれます。費用は
One Term(約2ヶ月間)でNZ$1200〜2500と学校によって幅があり、1週間でも
2ヶ月でも料金が同じというところも多くあります。)
個性を生かす教育現場をそして方法を親子で体験できることは、とても意義の
ある素晴らしいことだと思います。そして、ここでも是非体験してほしいのが
ホームステイなのです。同じ年頃の子供のいる家庭に入ることで、楽しみも増
えることでしょう。

ちなみにホームステイを斡旋してくれるエージェントは皆同じように思いがち
ですが、これも差があります。
・ファミリーの情報を把握できていること
・気軽に相談ができる
・もし何か問題が起こった時にホストファミリーとの間に入って適切な対処を
 してくれる
・もちろん、日本語が話せる
以上のサービスが提供されるかもポイントなので確認してください。


ここで、素敵な滞在をされた読者のN.MさんとM.Yさんから投稿していただいた
ホームステイ&ファームステイ体験談をご紹介します。

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私のホストファミリーは一般的に言えば、だめだめパターンですが、私にとっ
ては最高に楽しいホストファミリーでした。30代のシングルマザーと娘さん
の二人家族。何がいいって、年令が近いということもあって、とにかく自由。
私が思っていたホームステイのイメージは食事も掃除もしてもらうのは当然。
土日の休みにはどこかへ連れて行ってもらい、ニュージーランド生活を満喫〜!
というものでした。しかし、シングルマザーですから当然仕事を持っているお
母さんです。毎日忙しそ〜。土日はぐったりという感じで、どこかへ連れて行
ってもらうどころか…、掃除なんてマザーと交代ですることになり、子供の
相手もしました、しました。ここまで聞くとこんなホームステイとんでもない
と思いますよね。ホームステイには当たり外れがあるとよく言われますが、こ
のホームステイ、この当たり外れという点では、完全な「はずれ〜」です。
食事も自分で作るのは普通のことのようになってたりして…。

でもでも、物は考えようです。私の好きなもの作っちゃいます。家族と一緒に
買い出しにも行きましたし、夕食の献立も一緒に考えたりしました。
これが本当に家族の一員になったようで、とても楽しい時間でした。違う意味
でニュージーランド生活を満喫させてもらったと思います。また普通の生活を
ニュージーランドの人と共に経験できたのは大きな収穫だと思います。
そして、マザーとはいろいろな話をしました。私の悩みも相談しましたし、も
ちろん彼女の相談事も聞きました。そこで私の知らないニュージーランドの人
達の生の姿を聞くこともできました。(私の英語力でどこまで理解できていた
かは?なのですが…。)若輩ながら私のアドバイスも友人としてさせていただ
きましたよ。いつの間にかルームメイトといった感じの関係になっていたりし
て。私にはとっても居心地がいい、最高のホームステイ体験でした。
私の留学生活もあと少しで終わりますが、貴重な経験させてくれてありがとう
って伝えたいと思います。
                                N.M
           ------------・------------

北島ワンガマタに2週間ファームステイと3日間のオークランド一人旅をエンジ
ョイしてきました!
向こうでは本当に素敵な家族で、毎日がとてもいとおしかった。
天の川みて感激して泣いたことや、寝言で「You should speak English!」と
いってしまったらしく大笑いされた事、マウンテンバイクでこけまくってあざ
つくりまくったこと、ウインドサーフィンでおぼれかけ(?)、カヤックで嵐
のような雨ででびしょぬれになり、スキットカーレースで興奮し、私の超奇妙
な英語を子供達に発音レッスンされ死ぬほど笑いあったこと、シルクスカーフ
作りですんごく趣味悪い色合いにできたこと、急にかわせみが部屋に飛び込ん
できたり、オポッサムが屋根を駆けずり回って目がさめたり、クリスマスに沢
山プレゼントとあったかい気持ちにさせてくれたり、パーテイでの素敵な人達
との出会い、タイとアメリカとタヒチの友達ができたこと、ミレニアムデイ…、
もう書ききれないや〜。
今回、家族の絆とは、人生とは、自由とは・・・をまざまざと感じてきました
よ。
人生って面白すぎる!!「人生は楽しむもの」を身をもって知った旅でした。
                                M.Y
           ------------・------------

時が経ってまたニュージーランドを訪れた時、連絡できるファミリーがあるっ
ていいものですよね。
ニュージーランド人のライフスタイルを知るには、ホームステイがいちばん!
楽しみましょう♪


  ※KIAORA MAILニュージーランド掲載
  2000.05.15


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