オークランドのリサイクル事情(ノースショア編)2



 
今回もニュージーランドのリサイクル事情を、ノースショア市の実例をもとに
レポートしていきます。

■リサイクルに出せないもの

前回のレポートでお話したように、ノースショア市ではリサイクル資源を回収
するために各家庭に「グリーンビン」と呼ばれるプラスチック製のボックスが
市から支給されており、1週間に1回、各家庭をまわり、リサイクル資源を回
収しています。このグリーンビンに入れて、リサイクル資源とみなされるもの
には主に、プラスチック製品、ペーパー類、ガラス製品などがありますが、し
かし以下のような製品はもリサイクル資源とはみなされないため、「一般の廃
棄物」として、ゴミ袋に入れて出すことになります。

1)プラスチック製品
容器の底についているリサイクルの三角マークの数字が3、4、5、6、7の
もの(注:数字が1と2のものだけがリサイクル可)。ポリスチレン製の盛り
皿、塩化ビニールで出きた容器、梱包用のストラップ、その他プラスチック合
成製品など(例:紙オムツなど)

2)ペーパー類
ファックスペーパー(感熱紙)、カーボン紙、ミルクやジュースの紙パック、
表面がプラスチックコートされてある紙、ペーパータオル、ティッシュペーパ
ー、セロハン紙、紙コップや紙製のお皿等。

3)金属製品
食べ残しがついたままになっているアルミ製のお皿、乾電池等。

4)ガラス製品
ブルーのガラス製品、鏡、窓ガラス、クリスタル、セラミック、ガラスのコッ
プ、電球、陶器など、壊れたものは必ず新聞紙などで包むか、スーパーのプラ
スチックの袋に入れてからゴミ袋に入れてください。

5)食べ残し
肉の食べ残し。またすぐに出さずに、一旦、冷凍庫で保存し、いっぱいになっ
てからまとめてゴミに出してください。


[Refuse Disposal Coupon]
前回お話した通り、ノースショア市では、家庭でゴミを1袋出すごとに1ドル
徴収されます。これはスーパーや近くの商店、ガソリンスタンドなどでクーポ
ン(Refuse Disposal Couponと言います)を予め購入しておくわけです。
そしてこのクーポンがステッカーになっているので、そのままゴミの袋に1枚
(=1ドル)ずつ貼って自分の家の前にゴミ袋を出しておけば、ゴミの回収車
が持っていってくれるというシステムですが、クーポンが貼っていない袋は回
収していきませんので、注意が必要です。
週に一度の「ゴミの日」の朝になって、はじめてクーポンが足りないことに気
がつき、あわてて車に乗ってクーポンをガソリンスタンドまで買いに行く、と
いう人も結構います。
また現在では、最初からクーポン料金が含まれているゴミ袋(Prepaid
Rubbish Bag)もスーパーなどで販売しています。


リサイクルできるものはきちんとグリーンビンに入れて出す。それ以外はゴミ
袋に入れて出すというわけですが、ただそれだけでは、全体のゴミの量は急激
に少なくなりませんよね。

ノースショアではリサイクルプログラムを開始してからゴミの量が4割も減っ
たと言われていますが、同市役所から出版されているパンフレットには、ゴミ
を減らすための、またはゴミにしないための様々なアドバイスやお願いが記さ
れてあります。

次回はこの内容をご紹介します。


  ※KIAORA MAILニュージーランド掲載
  1999.10.15


キオラ・ニュージーランド キオラメール バックナンバー記事 お問い合わせ
   
ITZ Corporation Limited お問い合わせ