| ニュージーランド人とハチミツ |
一人当りのハチミツ年間消費量が世界でナンバーワンであることが物語ってい るように、ニュージーランド人にとってハチミツは生活必需品で、もちろんス ーパーなどでは驚くほど多くの種類のハチミツが並んでいます。 ニュージーランドでは豊かな自然環境のもと、質の高いハチミツが生産できう る状態にあり、それは世界各国にも輸出されています。日本でも気を付けて探 してみるとNZ産のものを見つけられるようになってきました。 ニュージーランドでは採取した花の名前を明記した商品が主流。 コーヒーでいえばブレンドのようにいろいろな花のミツを混ぜた「マルチ・フ ローラル」と呼ばれる商品もありますが、やはり主流はブルーマウンテンとか キリマンジェロのように「クローバー」「ポフツカワ」「カマヒ」など、その ハチミツが採れた花の名前が商品についています。 これはそれだけ同一の花が広範囲に生息しているニュージーランドのような環 境だからこそできることで、日本国産の場合、限定された花から採取した商品 はそれだけで商品価値がグッと高くなり、デパートの健康食品コーナーで驚く ほどの値段で売られています。 もちろん採れた花によってハチミツの香りや味が異なっているため、ニュージ ーランドでは、まるでお店で好みのワインを選ぶように、ハチミツも豊富なバ ラエティーの中から自分の好きなものを選ぶことができます。 ニュージーランドのお土産品として安定した人気を持つハチミツですが、日本 人が買っていくのは世界的に知名度が高い「クローバーハニー」で、ニュージ ーランド人が好むのは、昔も今も「マヌカ」といわれています。 「マヌカ」はニュージーランド原産の木で、春先から夏にかけてピンクの花を 咲かせます。マオリ族は昔からこの木の葉を薬用ハーブとして利用していたと されていますし、マヌカの木の葉から採取されたオイルは現在でもニュージー ランドでは傷薬の常備薬として広く愛用されています。 しかし、何といってもこのマヌカハニーが世界で話題になったきっかけは、こ のハチミツを食べることで自然に『ヒーリング(癒し)』効果が現れると言わ れ始めてからのことです。マヌカハニーの研究に携わっている国立ワイカト大 学のピーター・モラン博士がマヌカハニーには他のハチミツには無い優れた殺 菌力や抗菌力があることを発表し、今ではそれが科学的にも実証されています。 [ハチミツの優れた効果] ・抗バクテリア作用により整腸効果がある。 (便秘になりにくい、ダイエット効果) ・砂糖の代わりに上手く使えば、肥満予防や糖尿病の対策に利用できる。 (ハチミツは砂糖(上白糖、グラニュー糖、コーヒーシュガーなど)に比べて、 カロリーが20%以上も少なく、その上ハチミツの糖質はブドウ塘よりも糖尿 病の患者さんの栄養食としてよく知られている果糖を多く含んでいます。 ・糖質やタンパク質などがバランスよく入っているので血液の流れをよくする。 ハチミツは主に体内に吸収されやすい糖質でできているため、短時間にエネ ルギー(熱)を必要とするスポーツ選手の栄養補給によく利用されますが、 糖質以外にも砂糖には含まれていないたんぱく質やミネラル、ビタミンなど、 身体に嬉しい成分がバランスよく含まれています。 ・その他に咽の痛みや気管の炎症を癒すのに利用されていたり、ぜんそく、 花粉症、そして二日酔いにまで効くといわれていて、中には科学的にその理 由が判明していないものもありますが、ハチミツはいろいろな形で私達の身 体や生活に良い影響を与えてくれることは確かなようですね。 [ハチミツの楽しみ方/利用法] ・欧米で長年親しまれているのは、「咽の痛みを和らげる」と「薬の効き目を 早める」ための利用法です。温めたハチミツをスプーンで食べる、または温 かいミルクやレモン汁をたっぷり絞ったお湯にハチミツを入れて飲むだけ。 抗バクテリア作用と薬が体内に入るのを早める働きがハチミツにはあります。 ・トーストに塗る、紅茶に入れるというのが、一般によく利用される方法です が、先にお話したようにそれぞれ違った花からミツを採取しているために、 違った味や独特の香りが楽しめます。 ・肉料理に使うことで、甘味に独特の深みが出たり表面にテリが出ることでと てもおいしそうですよ。その上、低カロリーです。 とても健康的といえるニュージーランド人、その秘密のひとつは子供の頃から 食べているハチミツにあり!? 今日から試してみましょう。 |
| ※KIAORA MAILニュージーランド掲載 |
| 2000.03.01 |
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