南半球 対 北半球



 
 オールブラックス、「エンド・オブ・イヤー・ツアー」。
 11月23日、本年度最後のテストマッチである対ウエールズ戦を終え、とうと
 うニュージーランドの2002年度のラグビーシーズンが終了した。

 「エンド・オブ・イヤー・ツアー」結果
 ●対イングランド 28-31
 △対フランス 20-20
 ○対ウエールズ 43-17 

 一勝一敗一引き分け。この結果をどうみるか。
 今回のミッチェル監督のオールブラックスメンバー選考は、来年のワールド
 カップのための選手選びが主な目的で、この結果は仕方ないだろうと言う声
 が多いのだが、先日NZラグビー協会に近い人から話を聞いたところ、今回テ
 ストマッチを行った3チーム相手にテストするなんてことはない、現時点で
 のベストメンバーだろう、というのだが。

 北半球の強豪イングランド、フランスと、NZラグビーファンにとっては、フ
 ラストレーションのたまる試合となったが、ウエールズ戦を前にしてTV画面
 に映し出された選手達の顔は、さばさばとして開き直った感じが見えたのは
 気のせい?か。

 予想通りではあるが、イングランド戦に負けた翌日の新聞の一面を飾るのは、
 この試合で素晴らしいトライを奪ったジョナ・ロムである。負けた試合でも
 「ミスター11、ロム、復活!」。スーパースターへの期待は大きい。
 ミスが多く、まとまりに欠ける今回のチーム(特にフランス戦)を見て、今
 回が勝利のチャンスとウエールズ選手が考えたかどうかは分からないが、
 ウエールズは49年振りの歴史的勝利をものにしようと15人が素晴らしくまと
 まっていたように思う。オールブラックスは辛くも終盤に逃げ切ったが、点
 差ほどの力の違いはないかもしれない。

 南半球を中心に廻ってきた世界のラグビーも北半球の追い上げで、ますます
 面白くなりそうである。
 これから 2月のセブンス・トーナメント開催を挟んで、3月のスーパー12ま
 でラグビーのオフシーズンとなる。ファンとしては待ち遠しいばかりだが、
 選手達には十分に休んで、遊んで、楽しんで、リラックスして…(もう、い
 いっ)、大事な来シーズンに備えてほしいものだ。

 ラグビーは冬のスポーツという印象を持つ方が多いのだが、ここニュージー
 ランドではそんな言葉は聞かれない。週末はラグビーの試合があることが普
 通となっては当然のことだ。真夏以外のスポーツといったところか。
 プロラグビー選手はこのオフシーズンに何をしているのか、興味のあるとこ
 ろだが、実は、あの“レジェンド”カーワンや現役選手ではカレンをはじめ、
 結構多くの選手がオフに楽しむスポーツは、ゴルフとサーフィンだとか。
 カレンなどはラグビーを引退したらプロゴルファーになることを真剣に考え
 ているらしい。(あのカミソリステップはどこで使う???)
 また、次回。


  ※KIAORA MAILニュージーランド掲載
  2002.11.29


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