2002年度を締めくくるテストマッチを前に



 
 10月26日、2002年度NPC(国内地域対抗試合)決勝戦、オークランド対ワイ
 カトは、40対28でオークランドチームが優勝。古豪がついに眠りから覚めた、
 という感じか。
 先週このコーナーでお話ししたように“攻撃力が売り”のチーム同士という
 ことで、点の取り合いばかりが注目されていたが、勝ったオークランドの素
 晴らしい守りが印象に残る試合となった。

 そしてNPCの終わった週明けの28日(月)、待ちに待った新生オールブラッ
 クスのメンバー26名が発表された。
 オールブラックス全メンバーは、こちらで。
  http://www.nzrugby.com/2002/news/stories/oct2802_02.asp

 このメンバーで、本年度最後のテストマッチ「エンド・オブ・イヤー・ツア
 ー」(11月9日、16日、23日にそれぞれイングランド、フランス、ウエール
 ズを相手に全3試合)を行うことになる。
 NPC優勝チームのオークランドからは8名が選ばれ、カンタベリーからのメ
 ンバーは前回の16名から今回は4名のみとなった。キャプテンにはランデル
 (オタゴ)、バイスキャプテンにはウマガ(ウエリントン)が決まった。
 (ちなみにウマガは、ロム(ウエリントン)と並び、ニュージーランドの子
 供達からの人気No.1。)ランデルは以前にキャプテン経験があるが、優しす
 ぎる性格が災いして(と当時の新聞に評されていた)降ろされたのだが、今
 回はまとめ役として抜擢されたようである。

 選手層が厚く、次々と実力ある選手が現れてくるニュージーランドラグビー
 界の中で、それらの選手達を押しのけて実力でポジションを再び勝ち取るな
 んて本当に凄いことである。
 このランデルとスペンサー(オークランド)は、オールブラックス帰り咲き
 組で、特にスペンサーは1997、1998年に選ばれたときよりあらゆる面で数段
 力がアップしていると思われる。今や不動の10番として活躍するマーテンズ
 (カンタベリー)とは180度違ったタイプの選手で、ややラフなプレーがあ
 るものの、見ているもの(相手チームにも)をあっと言わせるようなプレー
 を見せてくれる面白い選手だ。ミッチェル監督がスペンサーをどう使ってく
 るのか楽しみなところだ。その他、ベテランと若手が入り交じった今回のメ
 ンバー選出は、来年のラグビー・ワールドカップを考えてのことだろう。

 果たして我らがオールブラックスは、2002年度も世界ラグビーのトップの座
 を守ることが出来るのか、この11月の試合にかかっている。(日本では、11
 月9日、午後11時15分からJスカイスポーツCHで、イングランド戦の模様を
 ライブ中継の予定。)

 11月1日(金)、まずは初戦の相手、北半球のトップを走り続ける強豪イン
 グランドを倒すために、オールブラックスはロンドンに向けて飛び立つ。


  ※KIAORA MAILニュージーランド掲載
  2002.10.30


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