波乗りの島



 
サーフィンといえば、ハワイ、バリ、隣国オーストラリアなどの国を思い浮か
べる方がほとんどと思いますが、実はニュージーランドは世界に誇れるポイン
トを数多く持つ波乗り天国だということをご存知でしょうか。

有り余る波、抜群のロケーション、日本のそれと比較すると、まるで無人島に
でも来たのかと錯覚するほど(大袈裟か…、)人も少ない。

ニュージーランドサーフィンの魅力は、それだけではなく、ニュージーランド
を語る時と同じく、人も自然も外から来る人達を暖かく迎えてくれるところに
あると言えます。

海外から、そして日本からも多くのプロサーファーがニュージーランドを訪れ
ているのですが、誰もがここの波について多くを一般に話すことをしません。
なぜなのでしょう?
旅好きなサーファー達は、実は“自分だけのシークレットポイント”を持って
いたりしますが、それをここに求めているのかもしれません。

●ニュージーランドでサーフィンにはまる理由

特に日本ではサーファーというと、とかく良いイメージを持たれないこともあ
りますが、日本で認知されていないスポーツのひとつ(海に囲まれた素晴らし
い環境であるのに)ではないでしょうか。一時期ファッション的な見方でサー
フィンを取り上げられていた頃もありますが、ブームは一時的なものでしかあ
りません。
サーフィンを一度経験した事のある人なら解ると思いますが、思ったよりハー
ドなスポーツです。その上、ボードの上に立てるようになるまでには時間もか
かります。大抵の人はここで止めてしまったりします。すぐにおもしろくなら
ないからです。しかし、一旦ボードの上に立って、あのスピード感、自然との
一体感を感じてしまうと、あとはどんどんサーフィンの魅力にはまっていって
しまいます。
とても奥の深いスポーツであり、遊びであると言えます。

そしてサーフィンは決して若者のスポーツ、遊びではありません。
その年齢なりの楽しみ方があるのだということは、海に出てみれば分かります。
子供からお爺ちゃん?まで楽しみ方はいろいろです。
ニュージーランドでは、子供の頃から波とどうやって遊ぶか、そして恐さを知
り、大人になっても波と戯れることが大好きです。子供から大人まで、波のあ
る海での遊び方をとても良く心得ているようです。
サーフィンとひとくちにいっても必ずしもサーフボードを用意しなければなら
ないということは無く、何も持たず自分自身の身体だけで波に乗るのも立派な
サーフィン。
ボディボードは女性を中心に日本でも人気がありますが、ここニュージーラン
ドでのボディーボーダーはオーストラリアほどメジャーではありません。

オークランドでは夏の時期、夕方5時すぎになると、ビーチに大勢の人達が集
まります。勤め帰りにビーチで時間を過ごすためにそうなるのですが、波のあ
る日はボードを持った子供やお父さんもあちこちに見る事が出来ます。
泳ぐ人達は黄色とオレンジ色の旗と旗の間で遊び、そこ以外の場所では思い思
いのサーフィンをしている人達がいます。
夏時期の日没は9〜10時ですから、たっぷり遊ぶ時間はありますね。

これがニュージーランドのライフスタイルかあ、と納得し、平均的な日本人の
生活スタイルとは、あまりにも違うことに少なからずショックを受けたもので
す。


文頭に挙げたサーフィン先進国にある各サーフポイントで見られる地元サーフ
ァーとのトラブルなどもニュージーランドではほとんど聞くことがありません
ので、最低限のルールやマナーを知っていれば、安心してサーフィンを楽しむ
ことが出来ます。

日本での混雑に嫌気がさしている人もやってみたいがなかなか勇気のないあな
たもニュージーランドに来たら是非サーフィンにチャレンジしてみてください。

実際にニュージーランドでサーフィンライフを送っている人の生活リポートな
どを、また次の機会に、ご紹介してみたいと思っていま。


  ※KIAORA MAILニュージーランド掲載
  2000.02.01


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