プロラグビーの魅力



 
ニュージーランドに来て、地元の家族や友人との交流や暮す機会を持ったこと
のある人は既に良くご存知だと思いますが、ニュージーランドの人達のラグビ
ー熱は、まったく大変なものです。
ゲームのある週末だけでなく、昨年のワールドカップ等のようにウイークデイ
にゲームがあったりすると、もう皆さん仕事が…。
それもニュージーランド、と心得ておきましょう。

南半球の小さな国が世界に向けて誇れるもののひとつが、ラグビーであること
に間違いなく、そしてそのラグビーのスタイルも少しずつ変わっていこうとし
ています。
今回は、進化した?プロラグビーについてお話します。

世界的に加速するラグビーのプロ化への流れに対し、あくまでもアマチュアス
ポーツとしてのラグビーを誇りとする意識が強いため消極的であったニュージ
ーランド・ラグビーフットボールユニオンでしたが、有力選手が、もうひとつ
のラグビー、ラグビーリーグ(プロ)への転向などが相次いだため、1995年に
ラグビーユニオンは、ついにプロラグビーを承認することとなりました。

当初ラグビーユニオンのプロ化に国民も批判的な声が聞かれたのですが、今は
違うようです。なぜかって?それは、これからお話するラグビースーパー12シ
リーズがあまりにおもしろいからに他なりません。
そして、このシリーズが始まったことにより、ニュージーランドラグビーにシ
ーズンオフは無くなったと言えるでしょう。


●ラグビースーパー12

現在の世界ラグビー3強国であるニュージーランド、オーストラリア、南アフリ
カの各地域選抜チーム間で行われる事実上ワールドカップ以外で世界最強チー
ムを決めるトーナメントシリーズです。
ニュージーランドとしては、オールブラックスのメンバーセレクションを兼ね
ていることや、プロとしての最高のプレーを要求されるため、テストマッチと
は、また違ったエキサイティングなプレーが堪能できます。

…参加チーム……………………………
◎ニュージーランド(5)
 ○カンタベリー・クルセイダース
 ○オークランド・ブルース
 ○ウエリントン・ハリケーンズ
 ○オタゴ・ハイランダーズ
 ○ザ・チーフス

◎オーストラリア(3)
 ○クイーンズランド・レッズ
 ○NSW ワラターズ
 ○ACT ブランビーズ

◎南アフリカ(4)
 ○コースタル・シャークス
 ○ゴールデン・キャッツ
 ○トランスベール・ブルス
 ○ウエスターン・ストーマーズ
……………………………………………

SUPER12では、以下のようにして優勝チームを決定しています。

参加する12チームが全チームとの総当たり戦を行い、ここで上位4チーム、すな
わちセミファイナリストを決定します。セミファイナルでは、1位チーム対4位
チーム及び2位チーム対3位チームの試合が行われ、両試合の勝者同士で決勝戦
が行なわれます。

また、このシリーズを面白くしている要因として、勝ち点による計算システム
が挙げられます。

[勝ち点の計算方法]
勝ち …………4点
7点差以下の負け  …………1点
8点差以上の負け …………0点
引き分け …………2点
4トライ以上 …………1点

この勝ち点の計算方法では、試合途中で負けが濃厚になったチームの選手にも、
点差を詰めたりトライを挙げたりする意欲を持たせることができ、見ている側
も試合途中で興味を失うことを少なくできるシステムだと思います。

プロである以上、勝利には当然こだわるが、それだけではないラグビーの醍醐
味がそこにはあります。
 

‖参考:過去の優勝チーム
‖1996年 オークランド・ブルース
‖1997年 オークランド・ブルース
‖1998年 カンタベリー・クルセイダース
‖1999年 カンタベリー・クルセイダース
‖(今年もニュージーランドチームが優勝できるのか!?)


選手は、プロのラグビープレーヤーとしての誇りを持って試合に挑み、ファン
は、それぞれのチームジャージーやチームカラーの服を身にまとい、フラッグ
を振り、フェイス・ペインティングを施してゲームを楽しむ。

今年のスーパー12シリーズは、2月25日〜5月下旬までの約3ヶ月間に渡って開催
されます。


●ニュージーランド・ラグビーを体験したい方へ

[クラブラグビー]
ニュージーランドのシステムは、日本のように企業内チームを中心としたスタ
イルではなく、それぞれの地域にあるクラブチームが主体となったラグビーシ
ステムを持っています。だから、そのクラブチームには下は小学生から上はオ
ールブラックスレベルの選手がグレードに分かれて所属することになります。
多くのクラブは、海外のクラブチームとの親交や選手達に経験を積ませるため
に、特に19歳以下のグレードチームには毎年、海外遠征を行なったりしていま
す。クラブチームには、基本的に誰でもメンバーになることができますので、
本場のラグビーを身体で吸収したい方は、覚悟して?チャレンジしてみてくだ
さい。その体験や、また、一緒にプレーした仲間達との関係は、あなたの一生
の財産になるかもしれませんよ。



★ニュージーランド・ラグビーニュース

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1.ラグビー・セブンス決勝
アルゼンチンで開催されている7人制ラグビーのトーナメント“Mar Del
Plata Sevens tournament”の決勝が1月13日に行なわれ、ニュージーランド
は、惜しくもフィジーに14対26で敗れました。
フィジーの個々の選手達のスキルアップには、目を見張るものがあります。
ちなみに7人制ラグビーでの世界ランキングは、15人制のそれとは若干違い、
トップを争うニュージーランドとフィジー、その次に続くのがサモア、そし
てオーストラリア、南アフリカという順になっています。
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2.今年も主将はランデル
前回、オールブラックスの主将を務めたタイン・ランデルのキャプテンシー
を疑問視する声が高くなっているとお知らせしましたが、彼の所属するチー
ムであるオタゴ・ハイランダーズの新コーチ、ピーター・スローンは、彼の
功績を認め、2000年もランデルを主将に指名しました。
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3.サザンクロス・トーナメント
スーパー12の前哨戦となるトーナメント“Southern Cross tournament”の
日程が決定しました。出場チームは、ニュージーランド、オーストラリアか
らそれぞれ2チームずつの4チームで行なわれます。

=== ニュージーランド === 
カンタベリー・クルセイダース
オークランド・ブルース

=== オーストラリア === 
クイーンズランド・レッズ
NSW ワラターズ

スーパー12シリーズ開幕の1週間前に行なわれることになるクルセイダース
対レッズの試合は、前評判の高いチーム同士の対戦となる注目の一戦。
個人的にはブルースの復活が、楽しみですが。

日程 
2月12日 オークランド・ブルース VS クイーンズランド・レッズ
     カンタベリー・クルセイダース VS NSW ワラターズ
2月16日 オークランド・ブルース VS NSW ワラターズ
2月19日 カンタベリー・クルセイダース VS クイーンズランド・レッズ
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ラグビー好きにとっては、たまらない試合がこの2月から目白押しです。

ニュージーランド滞在中に本場のラグビーをその目で確かめてみてください。
きっとラグビーが好きになります。きっと!


  ※KIAORA MAILニュージーランド掲載
  2000.01.15


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