| ラグビーワールドカップ 99 |
ラグビーはおもしろそうだけどルールが解りにくくて…。そういう声をよく耳 にします。そんな人は、この10月2日から英国ウエールズで開催されるラグビ ーW杯を是非ともTV観戦してみてください。 ルールなんて解らなくても(解っていたらもっと楽しめますが…、)彼等の世 界最高レベルのプレーは迫力満点、国を代表する者達の気迫がきっと伝わって くることでしょう。きっと楽しめると思いますよ。 *日本でのTV放映はNHKで開幕試合ウエールズvsアルゼンチン、vsオールジャパ ンの全試合、準決勝2試合、そして11月7日の決勝戦が観戦できるようです。 また、スカイパーフェクTVのsky sports 2では全試合放送するとのこと。 当然のことながら、ここではNZオールブラックスに焦点を当てて紹介していき たいと思いますが、アジアの代表オールジャパンも元オールブラックスメンバ ーの代表加入によりこれまでにない期待が寄せられています。 さてこのラグビーW杯は4年に一度の開催、今回で4回目となり、第1回大会は ニュージーランド、第2回大会-オーストラリア、第3回大会-南アフリカと南半 球の3国がそれぞれ優勝しています。さて今年はどこが…。 ●出場参加国代表チーム………………………………………………………………… ▼プール-A ▼プール-B ▼プール-C 南アフリカ ニュージーランド フランス スコットランド イングランド フィジー スペイン イタリア カナダ ウルグアイ トンガ ナミビア ▼プール-D ▼プール-E ウエールズ オーストラリア サモア アイルランド アルゼンチン アメリカ 日本 ルーマニア ……………………………………………………………………………………………… [競技方法] 合計20チームが4チームずつA〜Eの5組に分かれ、総当たりで対戦。 各組1位は準々決勝に、各組2位(5チーム)と3位のチーム中最多ポイントチー ムがプレイオフを戦い、勝者3チームが準々決勝に出場することとなる。 ●ラグビーW杯ここが見どころ! おおかたの予想では、過去の優勝チームであるニュージーランド、オーストラリ ア、南アフリカの南半球3強の中で優勝は決まるだろうといわれていますが、開 催国チームであるウエールズがここにきて俄然注目されています。 真紅のジャージを身につけ、芸術的とまで言われた70年代のウエールズチーム のプレーは別名Red Dragon (またはRed Devil)と呼ばれ、歴史にその名を残 しましたが、80年代から今まで長い長い低迷の時代を続けていました。 しかし、今年のウエールズはニュージーランドの名将グラハム・ヘンリーをコー チに招き、何と国際試合に8連勝。自分の国のチームを愛するのはどの国も同じ、 あと6連勝すればW杯を手中にできる。ウエールズのサポーターは本気でそう信 じています。Red Dragonが蘇るか!? 注目です。 (注目選手は世界最高のプレースキッカーといわれるSOニール・ジェンキンス) オールジャパンは前回大会のvsオールブラックス戦の記録的大敗(145失点) から以降、平尾監督が提唱したジャパンプロジェクトが今年に入っていよいよ身 を結びつつあるようで、今春のパシフィックリム選手権ではサモア、トンガ、ア メリカ、カナダを下して初優勝。今回のW杯では10月3日の初戦サモア戦に勝て ば決勝トーナメントに駒を進めることができるはず。元オールブラックスのふた り、No8ジェミージョセフとSHグレアム・バショップがチームをどこまで引っ張 っていけるのか見ものです。 (注目選手は俊足WTB大畑とSHグレアム・バショップ) さてさてオールブラックスですが、 前回W杯で大活躍した巨漢WTBジョナ・ロムは今回は控えに廻る模様ですが、こ の怪物を控えさせるバックス陣の層の厚さは驚異としかいいようがありません。 グラウンドを広く走り回るオールブラックス特有のハイスピード・ラグビーは観 ている者を今回も魅了することでしょう。 試合に勝つことがラグビー王国のアイデンティティーを守る唯一の方法であるこ とを彼等は感じています。攻守ともに死角なし。 (注目選手は何といってもWTBタナ・ウマガとクリスチャン・カレン、天才FB ジェフ・ウイルソン、チャンスメーカーのFLジョシュ・クロンフェルド) ●KIWI達はどう見る? もちろんラグビーを、そしてオールブラックスを心から愛するKIWI達は我らの ヒーロー達の優勝を信じて応援するのですが、やはり気になるのは宿敵オース トラリア/ワラビーズです。ワラビーズの鉄壁のディフェンスラインをいかに して打ち破るかがカギとなるとみています。 ●オールブラックスニュース <<オールブラックス専用機現わる!>> 今回のワールドカップ開催地、英国への出発には、特別にオールブラックス仕 様のジャンボ機まで登場し、この専用機で「英国に乗りつけた」オールブラッ クスのニュースは英国現地でも話題になりました。 この専用機は「オールブラックス」の名前の通り、もちろん黒くペイントされ、 機体には、オールブラックスのジャージーについている、お馴染みのシルバー ファーンのロゴとALL BLACKS NEW ZEALANDの文字のほか、何と縦11m×横 26mのスペースにオールブラックスのフォワード陣3人、Anton Oliver, Carl Hoeft, Kees Meeuwsが立ちはだかっている大型のイラストが両サイドに 描かれており、見るからにインパクトのあるオールブラックス機となっていま す。 オールブラックスの選手はニュージーランド人のヒーローであることはもちろ んですが、同時に「オールブラックス」が世界に誇るニュージーランド・ブラ ンドであるのも確かです。 今回のアイディアは広告代理店Saachi & Saachi社の代表ケビン・ロバーツ氏 からの提案がそもそものきっかけのようですが、「ただ機体を黒く塗って、 『オールブラックス』としてしまうのは、あまりにも面白みがないので、本物 のオールブラックスの選手を機体に登場させました」(ニュージーランド航空 社長、ジム・マクレア氏)とのこと。 日本でもすでにイラスト入りの飛行機がありますが、今回のオールブラックス 機は、超迫力があります。またワールドカップ開催中はニュージーランド航空 の国際線ルートにも利用される予定とのことですので、日本とニュージーラン ドルートにも登場する可能性も大です。どうぞお楽しみに。 <<ワールドカップ用新素材のオールブラックスジャージー登場!>> 昨年のよりもエリがぐっと小さくなったアディダス社の新ジャージーを身に付 けて、今年のオールブラックスはすでに6戦していますが、それと同時進行で、 「ワールドカップ向け」の新素材の別のジャージーが開発されています。 ヨーロッパで行われるワールドカップは、とにかく雨対策も重要なポイントに なるようですが、この新素材ジャージーは雨の日のゲームにも効果を発揮する とのことです。ちなみにこの新素材ジャージーは、まだ一般に公表されていま せん。その道に詳しい関係者の情報によれば、すでに選手たちには何度となく 試着してもらい、フィードバックもなかなかとのこと。しかし現在も改良が行 われているようです。 10月4日に予定されているトンガ戦がオールブラックスにとって初戦になる わけですが、当日どのようなジャージーを身に付けて登場するか、また楽しみ がひとつ増えました。 ことラグビーの話になると、目の色が変わってしまうのが多くのニュージーラ ンド人の特徴ですが、オークランドの大手新聞社「ザ・ニュージーランドヘラ ルド」には一面の自社広告でこのような広告が出ていました。 " Forget the Y2K Bug. If we lose the Rugby World Cup, who cares if civilisation grinds to a halt?" "The Second Coming or the End of the World?" 20世紀最後のラグビーの祭典、W杯99を皆で楽しみましょう! |
| ※KIAORA MAILニュージーランド掲載 |
| 1999.10.01 |
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