皆さん、英語力検定試験といえば、一番に何を思いつきますか? TOEICやTOEFL、やっぱり英検かな〜、という声が聞こえてきそうですね。 世界にはさまざまな英語の検定試験があり、日本で受験できるものだけでも、一般的なものから専門分野のものまで合わせると、なんとその数60を超えます。 ここでは「ニュージーランドの大学やポリテクニックへ進学したい!」方や「移住するぞ〜!」という方には是非とも知っておいていただきたい英語能力判定試験IELTS(アイエルツ)についてお話しようと思います。 ■IELTS(アイエルツ)って? IELTSとは、International English Language Testing Systemの略で、イギリス・ニュージーランド・オーストラリアで主に受け入れられている「英語を母国語としない16歳以上の外国人向けの英語能力判定試験」です。 日本では、TOEICやTOEFLなど、アメリカ生まれの英語検定試験がメジャーですが、実はこのIELTS、今ぐんぐんと知名度をあげているのです! IELTSは、世界120カ国で受験する事ができ、試験会場の数は約400。 主に、イギリス・ニュージーランド・オーストラリア・アイルランド・カナダ・南アフリカなどの教育機関で受け入れられています。また最近では、アメリカの大学等でも入学資格として採用するところが増えてきており、これは是非注目したい点ですね。(現在、380の大学やカレッジで認められています) 日本では東京、大阪、名古屋、福岡の4カ所で受験することができ、結果は2週間以内に郵送されます。注意しなければいけないのは、IELTSは1度受験すると、最低3ヶ月は期間を置かなければならないという点です。 公的機関としては、ニュージーランド移民局・オーストラリア移民局・オーストラリア医事委員会・英国医事委員会・イギリス防衛庁などで認知されています。更に、企業に就職する際に、このIELTSを基準にしている国が、その他にも多数あります。(ブラジル・ブルネイ・ブルガリア・コロンビア・キプロス・デンマーク・イタリア・リトアニア・マレーシア・ベトナム・ポーランド・トルコなど) ■IELTS(アイエルツ)の何がそんなにいいの? ではいったいなぜ、数ある英語検定試験の中からIELTSが注目されているのでしょう? IELTSの大きな特徴として 1)TOEICなどと違い、記述式が主なこと。 2)海外移住のビザ所得や留学など、目的に応じてテストのモジュールを2つから選ぶ事ができること。 3)リスニングやスピーキングで様々なアクセントが使われていること。 ここで特に注目したいのは、3つ目に挙げた「様々なアクセントが使われている」という点です。これは、IELTSがただの英語検定試験ではなく、実際に英語を使う人のことを本当に考えて作られた試験であることがわかります。 その試験内容ですが、 ■試験内容 4技能で構成されています。 @リスニング/聞き取り Aスピーキング/インタビュー形式 Bリーディング/読み Cライティング/書き このうち、リーディングとライティングについては、目的に応じて、「アカデミックモジュール」又は「ジェネラルトレーニングモジュール」を選択して受験します。通常、高等教育機関に就学を希望する方はアカデミックモジュール、就労や移住を希望する方はジェネラルトレーニングモジュールを選択します。 合計所要時間:2時間45分 1.リスニング(所要時間30分)40問 4つのセクションに分かれており、会話や文章を聞いて質問に答えます。問題のカセットテープは、1度だけ再生されます。セクション1は会話、セクション2はスピーチ形式です。セクション3及び4は、教育またはトレーニングについての話題で、2人から4人による講義または討論形式です。テープの再生が終わった時点で、解答用紙に解答を書き写す時間が10分間与えられます。 2.リーディング(所要時間60分)40問 500文字から900文字の3つの文章が出題され、徐々に難しい文章、問題になっていきます。60分以内に約40の問題に応えなければならないのでかなりハードです。また、アカデミック・トレーニング・モジュールとジェネラル・トレーニング・モジュールで問題は異なります。 3.ライティング(所要時間60分)2問 2つの問題が出題されます。1問目は、提供された資料に関するレポートです。資料は折れ線グラフ、棒グラフ、円グラフ、表、ダイアグラムの5種類の中から1つが出され、その資料を元に、150語のレポートを完成させなければなりません。20分以内に終わらせるのが目安です。一般のレポートの文中で使用される言い回し、そして5種類の資料各々に適した言葉選びができることが重要です。リーデ ィングと同じようにアカデミック・トレーニング・モジュールとジェネラル・トレーニング・モジュールで問題が異なります。 4.スピーング(所要時間15分) スピーキングテストはインタビュー形式で、あなたのこれまでや現在、将来の状況や希望についての話を含んだ簡単な会話をします。インタビューの内容は、@あなた自身についてA一般的な話題についてBあなたの将来についてなどです。 ■申込みについて ブリチッシュカウンシルのIELTSに関するページにて最新の情報をご覧下さい。 http://www.britishcouncil.org/jp/japan-exams-ielts-register.htmから、申込書、受験要領などすべて必要な情報がダウンロードできます。 ■試験結果 成績証明書は、2週間以内に郵送されます。(試験結果の有効期限は2年です。) リスニング・スピーキング・リーディング・ライティング・総合力のそれぞれが1〜9の得点域で表示されます。専門学校入学には5.5〜6、大学学部入学には6〜6.5、移住には5.5程度が必要とされています。また、試験結果(成績証)が複数必要な方は、あらかじめ受験申込書に記入するか、後日再発行を申込むことができます。 ■その他 日本では東京、大阪、名古屋、福岡の4カ所で受験することができ、結果は2週間以内に郵送されます。注意しなければいけないのは、IELTSは1度受験すると、最低3ヶ月は期間を置かなければならないという点です。また、試験結果はリスニング・スピーキング・リーディング・ライティング・総合力のそれぞれが1〜9の得点域で表示されます。専門学校入学には5.5〜6、大学学部入学には6〜6.5、移住には5.5程度が必要とされています。一度受験した結果の有効期限は2年間です。 最近はグローバリゼーションが進み、海外留学やこども英会話など、英語教育がますます盛んになってきています。しかし、「英語をかっこよく話せるようになりたい!」から始まった勉強も、就職や進学など、次のステップにつなげようと思うと、つい結果だけにこだわってしまうのが現実ではないでしょうか。 試験対策をして、限られた試験で得点を稼げるようになったところで、実際の語学力がアップしたとは言えませんよね〜。学生時代、懸命に英語を勉強していたからといって英語を流暢に話せるわけではないのと同じように、実際のコミュニケーション能力は、試験でははかりにくいものなのです。 例えば、TOEICの試験対策コースに通い、努力して800点を獲得したAさんと、どんな問題かも知らずに受験してみたら700点とれた!というBさんとでは、Bさんの方がきっと英語力はあるけれど、数字上では判断できないですよね。 そこで、IELTS試験の出番です! IELTSが世界的に注目されつつある理由は、きっと他の英語検定試験にはない数字の正確さなのでしょう。IELTSは「生きた英語」をどれだけ理解できるか、どれだけ伝えられるかを正確に判定する試験といえます。点数があがる=英語力があがっている、と素直に実感できるのは理想的ですよね。 これから日本でも少しずつメジャーになっていきそうなIELTS試験。 あなたは何点ですか? *あくまで目安ですが、他の英語検定試験とのレベルの比較表を載せました。 |
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